SPECIFICATION











エンジンとトランスミッションを直列に横置きした、いわゆるジアコーザ式レイアウトを採用し、

エンジンもN360と同様の直列2気筒ながら、空冷から水冷EA型へと変更されたことで、

油臭や暖房能力の不足も解消され、快適性が大幅に向上した。

翌年に発表されたシビックとの共通点も多く、

その後のホンダ製乗用車の基礎が確立された時期のモデルでもある。

また、ライフは日本で最初にエンジンにタイミングベルトを採用した自動車でもある。

販売期間が4年未満と短いが、初代シビックの世界的なヒットにより、

乗用車工場をシビックの生産に傾注させるため、ライフの生産を打ち切る英断がなされたためであった。

これには、軽自動車への車検の義務化や保安基準が新しくなったことにより、

小型乗用車との価格差が縮まり、価格的なメリットが薄れ、

軽乗用車市場が縮小していたという側面もあった。

シビックの最廉価グレードが40万円前半であったのに対し、

ライフは最終的には最も安いグレードでさえ35万円を超えるようになっていた。

4サイクル2気筒エンジンに一次振動を消すバランサーシャフトという組み合わせは、

中村良夫が東急くろがね工業時代に特許を取ったものであり、

ライフ発売後、他社からも同様のエンジンを搭載した軽乗用車が販売された。





Specification
-主要諸元-
仕様 ライフ ツーリングSL
型式 ホンダSA
全長(mm) 2,995
全幅(mm) 1,295
全高(mm) 1,340
ホイールベース(mm) 2,080
トレッド(mm) 1,130
1,110
最低地上高(mm) 165
車両重量(kg) 495
乗車定員(名)
客室内寸法 室内長(mm) 1,660
室内幅(mm) 1,120
室内高(mm) 1,130
エンジン 水冷直列2気筒横置OHC
(レギュラーガソリン仕様)
総排気量(cc) 356
内径×行程(mm) 67.0×50.6
圧縮比 9.0
気化器形式と数 CV型2コ
最高出力(ps/r.p.m) 36/9,000
最大トルク(kg-m/r.p.m) 3.2/7,000
登坂能力 0.31
燃費(舗装平坦路60km/h時) 28km/L
最小回転半径(m) 4.4
制動停止距離(m)(初速50km/h時) 13.0
最大安定傾斜角度 左 右 46
燃料ポンプ型式 電磁式
燃料タンク容量(L) 26
潤滑方式 圧走式
油こし器形式 濃紙式
オイルタンク容量(L)
蓄電池電圧(V) 12
始動方式 セルフ式
クラッチ型式 乾式単板ダイヤフラム
変速機型式 常時噛合式
変速機操作方式 フロアチェンジ
クラッチ型式 乾式単板ダイヤフラム
変速比 1速 4.700
2速 2.846
3速 1.833
4速 1.272
後退 4.847
最終減速比 5.429
カジ取り歯車型式 ラック・ピニオン式
前車軸型式 マクファーソン式
後車軸型式 リジットアクスル
タイヤサイズ(前・後) 5.20-10-4PR
(空気圧規定値 F1.7 R1.7)
主ブレーキの種類型式 リーディングトレーディング
油圧式4輪制御
懸架方式 独立懸架式
半楕円板バネ式





Equipment
-主要装備-
内装 ベンチレーション 二系統
ヒーター・デフロスター・デミスター
フルリクライニングシート
アシスタントシートスライド
ヘッドレスト(アシスタント調)
2点式シートベルト(アシスタント調)
サンバイザー(アシスタント調)
フロアマット カーペット
ルーフ ブラック
トランクフロアマット
オートラジオ
シガーライター
スリースポークハンドル
タコメーター
トリップメーター
室内灯・マップランプ付オーバーヘッドパネル
ダブルホーン
速度警報装置
パッシングライト
外装収納 ワイパー(ブラック) 2速
ウインドウオッシャー
フェンダーミラー 角型(メッキ) *SLのみ 
ドアモール ガンメタルブラック
フロントグリル ガンメタルブラック+メタリックシルバー
フロント+リヤウインドモール
熱線吸収ガラス *SLのみ
トリップモール
サイドガーニッシュ ブラック・メッキ
テールゲートモール メッキ
リヤガーニッシュ 車体色
マフラーカッター
タイヤ ブラック
センターホイールキャップ クロームメッキカラー





BACK



TOP